saienyosikoのブログ

神奈川県沿岸部在住。庭の隙間で家庭菜園をはじめて10年目です。虫たちの日常を垣間見ながらの楽しい毎日です。

ホウレンソウ栽培・・・栽培環境、土づくり、種蒔、間引き、収穫

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最初に育てたい葉物野菜と言ったら コマツナ・ホウレンソウ でしょう。しかし、コマツナは種蒔き直後からアリやダンゴムシに狙われ、発芽すればナメクジに食べられ、ある程度成長すると鳥に食べられるという、虫や動物達に好まれるために無農薬で育てるには害虫除けのネットをかける等の工夫が必要です。

コマツナに比べて、ホウレンソウはナメクジの食害の心配も少なく、鳥に食べられるということもほとんどなく成長できるので、発芽さえすれば育てやすい野菜です。

食害の心配の少ない葉物野菜は、ホウレンソウの他にシュンギクがあります。

 

 

目次

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はじめて葉物野菜栽培をするのであれば、敵の少ないホウレンソウから始めてみてはいかがでしょう!? 無農薬でもきれいな形で収穫できる可能性が高いですよ~。

 

主な栄養素

緑黄色野菜の王様、と言われるほどミネラルが豊富です。貧血対策に効果がある鉄分が多く含まれていることは知られていますね。他にも葉酸、ビタミンC、マグネシウム、等、鉄の吸収を助けてくれる栄養素やカルシウム、食物繊維等、バランスよく含まれています。また、根元の赤い部分に含まれるマンガンは、骨を形成するために必要な栄養素です。

アクの成分であるシュウ酸は、結石を引き起こすと言われる成分ですが、アク抜き(沸騰したたっぷりの湯で茹でること)をすることで心配なく食べられます。

 

栽培環境

ホウレンソウは、発芽、生育適温が15~20℃と低めで涼しい環境を好み、酸性の土壌を好まない、という特徴があります。

@ 科名・・・ヒユ科

@ 連作障害・・・あり(1~2年あける)

@ 土壌酸度・・・pH6.5~7.0

@ 発芽適温・・・15~20℃

 生育適温・・・15~20℃

 

 土づくり(地植えの場合)に必要な石灰、肥料 

ホウレンソウは酸性土壌を嫌う代表的な野菜ですので、石灰は通常より多めに撒きます。

@ 石灰(苦土石灰や有機石灰)・・・通常よりも多めの1㎡あたり150~200gほど。

@ 化成肥料、または有機質配合肥料等・・・1㎡あたり100g。

@  畝幅・・・60㎝

@ 列間・・・30㎝をあけて2列に種蒔きします。

*プランターの場合は、20㎝以上の深さのプランターに10㎝の間隔をあけて2列に種蒔きします。

 

種蒔

今回はプランター使用(プランター横63㎝×奥行24㎝×高さ20㎝)

撒き溝を均一の深さにすること、覆土の厚さを均一にすること、が上手く発芽を揃えるコツです。

 @ プランター上部の3センチくらい下まで野菜培養土を入れます。野菜培養土は肥料も含まれ、pH調整(土壌の酸度調整)もしてありますので、肥料や石灰を撒く手数が不要で便利です。

@ 種の流れ防止と水分の含んだ土と種が確実に密着できるように、種を撒く前にプランター底から水が流れ出るくらい水やりをします。

@ 10センチほど間を開けて、支柱等で1センチほどの深さの溝を2列作ります。

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@ 溝に1センチほどの間隔で種を撒いて、土を被せて種と土を密着させるように軽く手で押さえます

覆土の厚さは発芽を左右します。ホウレンソウの種の大きさは3ミリほど。覆土の厚さは通常、種の3倍くらい、ですので、覆土の厚さは1センチ程度にします。

好光性種子(光に当たることで発芽が促される種のことを言いシソやミツバ等の種)を除いて、一般に葉物野菜は種が小さいので、覆土の厚さは5ミリ~1センチくらいを目安にすると発芽が良いようです。

種の袋の裏に、薄く土をかける、と記載がある場合は、種にかける土の厚さは2ミリ~5ミリくらいと考えます。

 

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@ 再度軽く水やりをします。

@ 気温が低い場合は発芽適温15~20℃を作るためと土の乾燥防止のために不織布やビニール等をかけ、また、暖かい時期は発芽まで新聞等をかけて発芽しやすい環境を作ります。

4月は気温が上がってくるので、不織布の代わりに(不織布がないので)新聞紙をかけることにします。新聞紙は乾燥予防、保温効果、直射日光をやわらげて気温上昇を抑える効果があります。

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* 野菜培養土袋の黄色の矢印は土の酸度を表していて弱酸性~中性となっています。ホウレンソウはpH6・5~7・0の中性を好む野菜です。このように野菜培養土は野菜全般に適した酸度に調整されていますので、プランターでの栽培などには非常に便利です。

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発芽

種蒔から7日目あたりから発芽が見られます。

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2週間経過しても発芽が見られない場合の原因は、土の乾燥・気温・覆土厚さ、を考えます。土の乾燥や気温が適当であれば、覆土の厚さを少し薄くしたりして再度種蒔きしてみましょう。

発芽後は新聞紙は外して、このあと暖かい時期でしたら害虫除けに防虫ネットをかけ、気温が低いようでしたら不織布やビニールで被ったりして管理します。

間引きと土寄せ

本葉が出たら、株間3センチを目安に間引いて株がしっかり立つように株元に土寄せします。

収穫まで約1か月ですので、追肥はせずに最初の肥料(元肥)だけで育てます。葉色が黄色がかっているようでしたら肥料不足ですので、1つかみ(10g)の化成肥料やぼかし肥、もしくは液肥を適量追肥します。

収穫

20㎝ほどになったら収穫できます。店頭で見かけるホウレンソウは25~30㎝くらいありますが、小ぶりで収穫すると味が凝縮していて美味しいです。

株ごと引き抜いて収穫しましょう。

 

 本日はこれにて失礼いたします~。🎎

 

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