saienyosikoのブログ

神奈川県沿岸部在住。庭の隙間で家庭菜園をはじめて10年目です。虫たちの日常を垣間見ながらの楽しい毎日です。

土壌の酸度・・・発芽、成長の決め手! 酸度計の使い方、土壌の酸度調整、酸度を調整する資材、主な野菜の土壌の目安

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種の発芽や成長は土の酸性度によって大きく左右され、適度な酸性度でなければ発芽すら難しいのです。ほとんどの野菜は弱酸性~中性を好み、種蒔きする野菜の好きな酸性度に土壌を作らなければ発芽しない、ということになりますね~。

土壌を計測する道具としては、酸度計というものがあります。

 

 

 

酸度計の使い方

酸度計。

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@ 尖った先端を土壌に挿し、黄色い矢印のところまで土中に挿入します。同じ畝で3か所ほど計測してその平均値を土壌の酸性度の目安とします。

 

酸性度の単位は pH で表されます。土壌に酸度計を挿入したまま1分ほどで針が土壌の酸性度を示します。上記右写真で、7を境に赤いラインと緑色のラインで区切られていますが、7を中性として赤いラインは酸性、緑色のラインはアルカリ性です。

7から赤のラインで示される数字が遠くなればなるほど酸性度が強くなり、7から緑のラインで示される数字が遠くなればなるほどアルカリ性が強くなる、ことを示します。

 

ほとんどの野菜が弱酸性~中性を好み、pH6.0~6.5がその数字に当たります。この範囲が、ほとんどの野菜が育つ土壌です。土壌計測後、蒔く種の種類によって酸性度を調整します。

 

土壌の酸度調整

雨の多い日本の土壌は、カルシウムやマグネシウム等が流され酸性になってしまう傾向にあります。そのためアルカリ性の石灰を撒いて野菜が育ちやすい中性~弱酸性の土壌に調整する必要があります。

石灰としては苦土石灰や消石灰が使用されています。1㎡あたり100gを撒くとpH0.5ほどのアルカリ質に調整できるとされています。

石灰を撒いたら、深さ10センチほどまでの土となじませるように混ぜ合わせます。石灰散布作業は種蒔きや植え付けの2週間前には済ませておきたいところですが、時間がない時は土とよく混ぜ合わせてから種蒔き植え付けをします。

苦土石灰や消石灰の他に、有機石灰も市販されており効き目が穏やかで長期の効果が期待できます。

土壌を調整する資材

苦土石灰や消石灰の他に土壌改良材として、かき殻石灰、草木灰、もみ殻くん炭等の有機石灰も市販されています。有機石灰は効き目が穏やかで長期の効果が期待できます。

@ 苦土石灰・・・石灰岩から取れたものでマグネシウムを含んでいます。マグネシウムは光合成の働きを助ける効果があります。

@ 消石灰・・・アルカリ性が強く即効性があるので、酸性土壌を即効でアルカリ質にする働きがあります。

@ かき殻石灰・・・かき殻を粉上にしたもので、カルシウムが豊富で穏やかに酸性の土壌を調整します。

@ 草木灰・・・天然の草木を焼いて灰にしたもので酸性土壌を中和します。カリウムやリン酸を含んでいます。カリウムは根の成長を促進する栄養素なのでジャガイモやサツマイモの追肥としても使用できます。リン酸は実付きや花付きを良くします。

@ もみ殻くんたん・・・もみ殻を焼いて灰にした土壌改良材で、土を柔らかくするための用土であり土壌にすき込むことで通気性、排水性、保湿性の改善が期待され、酸性土壌を弱アルカリ性にする効力もあります。

主な野菜の土壌の目安

@ 酸性を好む主な野菜(pH5~5.5くらい)・・・サツマイモ、ジャガイモ、など。

@ 中間くらいでよく育つ主な野菜(pH6前後くらい)・・・キュウリ、トマト、レタス、ブロッコリー、コマツナ、ブロッコリー、カリフラワー、ダイコン、カブ、ピーマン、など。

@ 酸性を嫌う主な野菜(pH6.5~7くらい)・・・ホウレンソウ、タマネギ、ネギ、アスパラガス、など。

 

土壌酸性度の目安

種蒔や苗植え付け時の土壌は、pH6~6.5をだいたいの目安にすれば良いでしょう。

そのうえで、酸性が好きなジャガイモやサツマイモ、酸性を嫌うホウレンソウやタマネギなどを頭に入れておくくらいにすればよいと思います。

ですので、酸性を好むジャガイモやサツマイモなどは石灰を撒かないで植え付けがちょうど良いくらい、酸性を嫌うホウレンソウやタマネギなどはしっかり石灰を撒いて植え付ける、というくらいにします。

酸性が好きな野菜以外の種蒔きや苗植え付け時には、土壌の酸性度が目安通りの数字であっても、以後の雨降りを考えて少量の石灰散布をします。

しかし、家庭菜園をはじめたばかりで酸度計購入はちょっと考えてしまいますね~。その後続けるかどうかも怪しい中での数千円は痛いですから・・。

私自身も酸度計を購入したのは家庭菜園をはじめて数年後のこと。購入後も種蒔きや苗植え付け時に毎度毎度酸度計で測定することはなく、酸性を好む野菜以外の種蒔き時や苗植え付け時には、石灰として酸性土壌を中和する効果のある草木灰を撒いています。ホウレンソウなどは土壌が目安の酸性度を示しているにもかかわらず、石灰を撒かないと発芽しないことが多々あります。

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土壌の酸度は発芽や成長を大きく左右する要因ですが、酸度計がない場合、酸性を好む野菜以外の種蒔きや苗植え付け時は、とりあえず効き目が穏やかな有機石灰を1㎡当たり100gほど散布する、というくらいで良いのでは?と考えます。

 

本日はこれにて失礼いたします~。🎎

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