saienyosikoのブログ

神奈川県沿岸部在住。庭の隙間で家庭菜園をはじめて9年目です。無農薬栽培のおかげで、虫たちの日常を垣間見ながらの楽しい毎日です。

ナメクジ・・・生態と食害 & ダンゴムシを食べるナメクジ !?   Slugs and Pill bugs daily life・・・Slugs eating a pill bug 

 

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こんにちは。

 

家庭菜園につきものの野菜苗を食害してしまう害虫・・・

困り者・そのナンバー1は ナメクジ でしょう!

 

種を撒き、「芽が出た!」と喜ぶのもつかの間、直後に食害され尽くされてしまう悲しい現実・・・

家庭菜園者であれば誰もが経験していることと思います。

 

ナメクジは、昼間は、草むらや石、鉢底等、湿った日陰を住処とし、夜になると臭覚を頼りに地面から苗根元に進行して茎を伝い新芽を食害します。

 

ナメクジは夜8時くらいから行動を開始し、夜10時には食害活動真っ盛りなのです。

 

庭で見かけるナメクジは、主にチャコウラナメクジで体長5センチ~7センチ程度の大きさです。

 

 夜になると、ナメクジは、住処となる鉢底や草むら等から姿を現して這行し、プランター表面を上り植物根元から茎上部に向かって前進し、幼苗を食害します。

 

 

ナメクジの写真が写りますので苦手な方はご注意ください。

 

 

ナメクジの行動(昼間は木陰で休んでいるので夜間の活動)

 

早速、ナメクジが行動する様子をのぞいて見てみましょう。

 

階段を、頭部を真下に向けて前進するナメクジ。

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 茎を伝い頭部を上方向に向け、仕事(新芽を食害する)に向かうナメクジ。

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仕事(新芽を食害する)を終え、茎を伝い頭を下方に向け帰路につくナメクジ。

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只今、食事中! (発芽したてのインゲン、翌日は根元から何も残らず。)

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凄い勢いで食事中。

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 こんな感じに、葉の外側から食害する傾向があるナメクジの食害の特徴。

新芽を好物とするので、食害された後は新芽を無くし成長終了。

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表皮を食害されたナス。

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プランターも難なくスイスイ這い上がり。

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ナメクジとダンゴムシ、一緒に食事?

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いかがでしたか~?

ナメクジという生物の日常のほんの1コマでした。

 

 

ナメクジの生態的特徴・・・

 

ナメクジは、カタツムリ🐌と同じ陸生軟体動物に属し、薄い膜で覆っただけの無防備な身体のほとんどが水分(90%とも99%とも言われます。)から成っており、自ら排出する粘液でその薄い膜で覆った身体を守り、その粘液の上を腹部を伸縮させ這行活動します。

 

よって粘液の乾燥はナメクジにとって生命の危機に関わり、太陽や乾燥に弱いため湿気のある日陰を住処とし植木鉢の底、落ち葉の下、草むら等に生息し、身体の乾燥防止可能な夜間に活動します。

湿気は好きですが水の中では生息できません。

 

単純に見えるその体は、目(明暗が判断可能な程度と言われます。)、触角(臭覚を頼りに這行活動すると考えられています。)、口(内部はヤスリのようで、獲物を削り食べる。)、呼吸をする孔(肺)、生殖器、を備えており、学習能力(3週間程度の記憶力。)も持っているとされています。

 

春から秋にかけては活発に行動し冬は行動が疎くなりますが、秋から春までは繫殖期になります。

 

ナメクジの写真がありますので、苦手な方はご注意ください。

 

春先は、生まれたてのナメクジと成長したナメクジがみられます。

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1匹で雄雌両方の機能を持ち、交尾後の2匹はそれぞれに産卵し、また単独での産卵も可能で、卵はきれいなビーズのような半透明で2~3ミリ程度の円形状です。

 

ナメクジの交尾行動。

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また、食性は雑食で植物の新芽や腐りかけの落ち葉が好物と考えられています。

 

発芽したばかりの、インゲンの芽を食べている様子。

 

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 人がナメクジを食して寄生虫に感染すると死に至ることもあり、死亡例もあります。

 

 

8年間の観察で知ったナメクジ事情・・・

 

交尾行動は10月~4月初旬まで真冬も継続的に見られ、なかでも晩秋は最も交尾行動が盛んな時期となります。

 

活動時期は、夜8時くらいから活発になり住処から姿を現し活動を開始し、夜10時には食害真っ盛りで、プランターの表面を這い上がり植物根元から、頭部を揺らしながら(危険を確認しているのか、あるいは臭覚を働かせ新芽を探しているのか・・?)茎上部に進み新芽を食害するのです。

 

プランター表面は難なく這い上がり、這い降ります。

その行動は、後進することはなく常に前進で這行し、方向変更時は頭部を進行方向に向けて前進する形をとります。

 

地面と垂直な面は、登る際は頭部を上方向にして、降りる際は頭部を下方向にして滑るように前進します。

 

薄い皮膚を守るため自ら排出する粘液の上を這行し、危険を察知すると瞬間的に多量の粘液を排出し、その後身動きできなくなることから、1度に排出可能な粘液は限られていると推測しています。

 

可能な限りの粘液を排出すると、しばらくの間その後の粘液を出すことができず這行手段がなくなり身動きできなくなる、と考えられます。

 

通常の日本の民家の庭で見られるナメクジは体長5~7センチですが、成長していればいるほどその身体を細くして4ミリ5ミリの隙間をしなやかに通り抜けする術を身につけていますが、成長未熟(1センチ程度のナメクジ)なものはそのような術は身につけていないようです。

 

食性は、雑食であり幼苗や腐りかけの葉が好物と考えられています。

 

 

ナメクジの写真がありますので、苦手な方はご注意ください。

 

プランターの中で枯れかかった葉を食べている。

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青々とした葉やさやがあるインゲンのプランターで、枯れたさやにへばりついている様子。

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住処としては、常時水やりする植木鉢等の底や落ち葉の下、石の下等の日陰や手入れが届かない芝生など、常時湿気のある所を好みます。

 

年によってナメクジによる食害被害は異なりますが、これはナメクジの生息数の違いを意味するもので、卵も乾燥に弱いことから産卵時期の乾燥は、羽化するのには困難な環境となります。

 

湿度の高い場所を好むので、雨上がりや梅雨の時期に大量に見かけるということになります。

これは、庭に生息しているナメクジが一斉に姿を現した、というところでしょうか。

 

乾燥を嫌うので、風の強い日は、日中はもちろんのこと夜間でも姿を現しません。

 

湿度が高い場所を好む、乾燥を嫌う、のどちらも、自ら排出する粘液が乾燥しずらい環境であって、粘液が乾燥してしまうと、その粘液の上を這行するナメクジにとっては、這行手段がなくなることを意味していて、それは生命の危機を意味するものでもあるのです。

 

こんな感じで、これまでに見た行動から、簡単にまとめてみました。

 

 

ナメクジの食害対策としては・・・

 

常時湿っている場所をつくらないこと、でナメクジが生息できなくなります。

しかし、それは現実的には無理なことです。

 

たとえば、庭のナメクジの駆除対策で最も効果的なのは、庭の木々全体に薬剤を撒くことです。

害虫除けに1年に1度、定期的に庭の木々全体に薬剤を撒いている家の庭では、通常の住宅であれば、ナメクジの食害を見かけることはほとんどありません。

 

これは、庭の木々全体に薬剤を撒くことで、雨が降ると薬剤は地面に流れて、土表面全体に微量ながらも薬剤が流れ込むことになって、土表面上で生きるナメクジが生息できない環境になるからだと考えられます。

 

無敵に見えて、薬には弱いんです。

 

 

* ナメクジ忌避に効果的と言われる、銅、ビール等効果があるといわれるものは薬剤以外はすべて試してみましたが、その効果は期待したほどではありませんでした~。(なにより真夏にビールは腐ってしまい後の始末が困りものでした。)😞

 

 

ダンゴムシを食べるナメクジ

 

5月13日夜9時、庭の北側の場所(明るい日陰)で2匹のナメクジがダンゴムシを食べているのを見かけました。

 

殻の内部を食べています。

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上記写真撮影から30分後に撮影したもので、食べている箇所が深くなっています。

 

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翌日朝、同じ場所に残っていたダンゴムシの 殻。

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上記写真の内側は空。

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辺りに複数のダンゴムシの殻と思えるものが散在しています。

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ナメクジのいるところにダンゴムシがいる、と言えるほど生息場所も同じくしている生き物、と観察していましたので驚きの瞬間でした。

 

ダンゴムシは数回の脱皮を繰り返すので、脱皮中にナメクジに捕食されたものなのか、通常の捕食なのか・・付近には数個の中身のない殻が残されていてすでに白くなった殻もあり、それぞれが同日の殻ではないことは分かりますが、全てが謎です~。

 

ナメクジは家庭菜園をするうえで一番の困り者のわりに未知の部分が多すぎる、と言いますか 全くわからない、依然としてベールに包まれた害虫・・です。

 

農薬に頼らない野菜づくりをするには、害虫をもっと知らねば・・との思いで、毎夜毎夜、懐中電灯片手にナメクジとの密会を続け8年、それでも好きにはなれないタイプというより嫌いなタイプのままです。💦(それでもナメクジの赤ちゃんは👶けなげだな~と可愛さを感じないこともないですが・・。)

  

 

 ナメクジによる食害被害の比較的少ない、種蒔きから育つ野菜とは・・・

 

比較的、ホウレンソウ、シュンギク、ショウガ、ニンニク、ミョウガ、ジャガイモ、ネギ、タマネギ、等は、ナメクジの食害から逃れ収穫することができるようです。(私流畑での観察による。)

 

葉物全般は、発芽直後全滅ということが多いのですが、ホウレンソウ、シュンギク、はナメクジによる食害被害を感じないのですよね~。

 

 * 常時湿っている(日陰)場所が好きなので、日陰になる場所を作らないことと水やりを朝にし夕方は避ける、と少しはナメクジ食害を避けられるかもしれませんが、真夏はカラカラで夕方も水やりが必要になりますね。  

  悩ましいところです!😢

 

 

 ダンゴムシとは・・・

 

ナメクジのいるところに必ずダンゴムシがいるのです。

これは生息場所として、似たようなところを好むということなのだと思います。

 

また、嗜好もかなり似ているのです。

オクラやマメの種撒き後、芽が地表面から見える程度の時期のある夜、懐中電灯をあてて目にしたものは、その芽を被っていた数匹のダンゴムシだったのです。

種の中身は食べつくされました。

予期しない驚きの光景でした。

 

このことから考えるとダンゴムシも植物を食害する害虫と言えるのでしょう。

 

マメ類の種は、鳥に食べられるということはよく知られていますが、ダンゴムシも忘れてはならない存在ですが夜活動するので目立たず分かりにくいのですね。

 

主に夜間の食害行動と、その可愛らしい丸ッとした容姿から、一見地味に思えるダンゴムシですが、野菜の種などをしっかり食害してしまうのです。

見かけでは判断できませんね~。

 

 

数匹のダンゴムシの写真が下に写っていますので苦手な方はご注意ください。

 

写真は、ビオラの花に群がり食べている数匹のダンゴムシ。

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 ダンゴムシの交尾行動。

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年1回薬剤を撒く庭では、ナメクジの食害は見られませんので、これらの害虫食害があるということは、虫が生存できる健康な場所とも言えます。

 

害虫がいる ということは、それを餌にしている植物成長にとって益虫(害虫を食べてくれる)となる、カマキリ、テントウムシ、クモなどもいる、ということで、無農薬野菜栽培をする好環境でもあるということですね~。

 

いかがでしたか~?

何か参考になることがあったら嬉しいです。

 

 

 

本日はこれにて失礼いたします~。🎎